日本で唯一のヒメマス(チップ)専門店・野村商店

 ヒメマス(チップ)の養殖を始めた祖父

ヒメマス(チップ)の養殖を手掛けて60年余りになります。 
元々、北海道古平町で網元を営んでいた祖父が、ニシン漁の
衰退を機に 前例のないヒメマスの養殖に着手したのが始まりです。
 固定観念にとらわれずチャレンジ精神旺盛な人だったそうです。

 
祖父が始めた養殖場
 









 ヒメマス(チップ)養殖の礎を築いた父

 ヒメマス(チップ)は低水温ときれいな清水の2つの条件が揃わないと
養殖の難しい魚です。川の水温が上昇し、酸素量が少なくなるとすぐに
弱って死ん
でしまうのです。何度何度も失敗し試行錯誤を重ね、15年か
けてやっと出荷する
までに成功させた努力の人です。

父 養殖場にて
 

ヒメマス(チップ)を全国へ 三代目の挑戦

私は子供のころ養殖場で釣りをしたり、虫を取ったりと毎日のように 
遊んでいました。東京で大学を卒業後、会社勤めをしていましたが、
ヒメマスを忘れられずUターンしてきました。
そしてヒメマス(チップ)の美味しさをもっと全国に広めるには
どうしたらいいのか考えた末始めたのが加工品の製造(6次産業化)と
首都圏での営業です。 ヒメマス(チップ)をもっと知ってほしい、
気軽に食べてほしいと、ヒメマス(チップ)を串に刺して炭火で焼き上
げた「チップいろり焼」を作りました。
魚が苦手な子供が「串に刺さっているお魚を全部たべたよ!」
と嬉しそうに話してくれたり、「いろり焼きを食べるためにここまで来たんだよ」
と足を運んでくださるお客様が少しずつ増え、今ではイベントで行列ができるまでになりました。
また、首都圏の3つ星レストランなどの有名店に味・品質を認められ、
当店のヒメマスを使ってもらえるようにもなりました。
2015年には「六花亭製菓(株)の小田豊四郎記念基金様」より北海道内
の食文化の発展に貢献した個人などに贈られる「第12回小田豊四郎賞」を頂きました。
応援してくださる皆様と古平町の自然の恵みに感謝し、まだまだこれからも北海道
古平産のヒメマス(チップ)の美味しさを伝えるために試行錯誤しながら、邁進していきたいと思います。
                                                                                                               
三代目 野村 佳寿
 

rokkatei

 

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